世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

井岡一翔対田中恒成の予想

数日前に井岡一翔対田中恒成の対決が決定しましたね。

この一戦は、田中サイドの方が乗り気で階級を上げてWBOチャンピオンの井岡を狙い撃ちしてきました。

大晦日に両者相見えますが、この対決は畑山対坂本以来の大一番となるでしょう。



両者実績は申し分ないですね。

井岡は7戦目で世界チャンピオンになり、一方田中は5戦目で世界チャンピオンになりました。お互いに、当時の日本ボクシング界での最速レコード。

複数階級制覇としては、井岡は日本人初の4階級制覇を達成し、田中は3階級制覇を達成しております。

戦績は井岡は25勝14KO2敗に対し、田中は15戦全勝9KO。世界戦での戦績は、井岡が16勝9KO2敗、田中は9戦9勝5KO。

戦績と勢いを見れば田中が有利と言う人は多いでしょう。実際、田中の攻撃力は現役日本人ボクサーの中ではNO1。

が、井岡は経験があり負けた試合で学んで強くなってます。また、スーパーフライでは井岡の方が体格的にも有利で、リーチ差を生かせる戦い方もできると予想します。

だから、序盤田中ががんがん出てきて、井岡が中盤からカウンターを当てだし、左ジャブをうまく使いながら出入りし、判定で井岡が勝つと思います。



ただ、それには条件があり 井岡が八重樫戦の前に行った走り込みを今回もすることです。当時は、井岡父が井岡に猛練習を課しましたが、現在は井岡父は練習に関与していないので、以前のように追い込めるかが鍵です。

猛練習ができなかったら、後半井岡は田中の連打につかまるでしょう。加えて、これまで以上に田中が猛練習をして12ラウンド終始手数を出し続けると、井岡は攻防分離の傾向があるのでガード一辺倒にまわり、田中がポイントを積み上げます。

しかし、井岡はきっちりと仕上げ、防御面、距離感、引き出しの多さ、経験、そしてスーパーフライ級での実績で、井岡が勝つと予想します。

いずれにしても、名勝負になるのは間違いない。


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ボクサーの減量とダイエット方法

ボクサーはけっこうな減量をします。特に日本人のボクサーは昔からかなりの減量をしてきました。ファイティング原田さん、ガッツ石松等は普通に短期間で 10kg以上落としてますね。

ただ、ボクサーの減量は計量時までに落とすだけであって持続できないのです。前日計量にシフトされた昨今では、おそらくほとんどのボクサーは1日で 5kg以上体重が増えているでしょう。中には、10kg前後増えるボクサーもいるのです。

今回は、そんな減量ではなく正しいダイエット法を書いてみます。私も、20代後半頃からたびたびダイエットを行ってきましたので自身の成功例や身近の人の成功例を列挙します。

以前筋トレで紹介しました、HMBはダイエットにも効果的です。http://www.maywetherj.work/archives/52460017.html 

HMBの正式名称は「βヒドロキシβメチル酪酸」といいます。サプリメントとしては2010年に販売が許可された成分で、医療の現場において入院中の寝たきりの患者さんに投与する事で筋力の低下を抑えたり、リハビリをしている方の筋力増加などの目的で使用されていた成分なんですね。

「HMBはプロテインの20倍効率がいい」とされてます。ダルビッシュがまわりのメジャーリーガーの影響をうけて(自身でも研究した結果)、HMBを使用しております。https://twitter.com/faridyu/status/445363060392214528

こちらに、安くて効果的なHMBのサイトを見つけましたので、ご興味のある方はご覧ください(購入もできます)。

  

ただ、このサプリメントを飲むだけでは筋肉増強・ダイエットはできません。あくまでも筋トレをして筋肉をつけ、脂肪燃焼をさせてのダイエットです。

また、カプサイシンやカテキン等のサプリメントもそうですね。それらを摂取しただけではだめで、あくまでもトレーニングや運動した時の脂肪燃焼をサポートする役割なのです。

なかなか飲むだけでやせるサプリメントはないものです。

しかし、知人たちが楽して成功したサプリメントを1つ共有します。おなかの脂肪を減らすサプリメントとして口コミが広がっているクビレユーグレナが有効でしょう。(2019年モンドセレクション銀賞を受賞)

「体内のダイエットの邪魔をしているデブ菌を減らす」がキャッチフレーズです。簡単に言いますと、腸内フローラを整えてくれる善玉菌であるビフィズス菌・酪酸菌・乳酸菌が入っていて、その効果を助長してくれるユーグレナも入っているサプリです。(腸内には善玉菌と悪玉菌があり、善玉菌が優勢になることで余分な脂肪をため込みにくくなることがわかっているのです)

さらに、脂肪の吸収を抑えるサラシアと吸収をコントロールする植物由来きのこキトサンをも配合し、脂肪が体にたまりにくくしているのです。

口コミでは、
「ただ出すだけじゃ、一時的には体重が減っているように見えても本当の意味でのダイエットにはならないと思っていたので、このサプリには驚かされました。腸内環境がこれほど体質や健康に影響を与えているとは思っていなかったんです。ただ出すだけのサプリではなく、ユーグレナの作用で腸内フローラのバランスを整えて痩せやすい体を作ってくれるサプリなんだと思います。実際、私もCUBIREを飲み始めてから体質が変わったのか、暴飲暴食してしまった次の日でも簡単に体重が増えなくなりました。今体重も少しずつ落ちているところなので、定期コースで購入しちゃいました!!」
といったものがあります。

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私もかなり体重が増加したことがあり何回かダイエットをしたのですが、その時はこのクビレ・ユーグレナを使って内臓脂肪とお腹まわりを落としたことがありました。

これまで、いろいろとお金をかけてきたがイマイチだった方、毎日忙しくてまとまった運動ができない方、頑張ってもなかなか体重が減らない方、まずは2ヶ月間トライしてください。

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デービス対サンタ・クルスの予想

ガーボンタ・デービス(23戦全勝22KO)とレオ・サンタ・クルス(39戦37勝19KO1敗1分)の対決が近づいてきました。

デービスは、166cm と上背はなく、デビューはフェザー、そしてスーパーフェザーとライト級とで世界チャンピオンになった。

サンタ・クルスは、171 cmながら、バンタム級でスタートし、バンタム~スーパーフェザーまで4階級制覇。

サンタ・クルスの1敗は、カール・プラントンとの対戦で判定負けを喫している。(2-0)




サンタ・クルスは、これまで強豪との試合が少ない。4階級制覇にもかかわらず。カール・プラントンとマレスぐらいか?

長谷川をKOしたマルチネスは、きっちりKOしているが。

一方、デービスも大した相手としていないが前の試合ではガンボアをKOしている。長谷川や亀田と戦ったウーゴ・ルイスには1ラウンドで葬り去っている。

デービスは、これまでも自分より大きな相手と戦っており、鋭い踏み込みから、コンビネーションを上下に散らし、KOしている。

今回も、中盤ぐらいにKOすると予想する。



それより、今後デービスはロマチェンコとの一戦の進めてほしいものだ。(ロマチェンコはロペスと試合をするが、軽くあしらうでしょう)

それか、先に期待の若手ライアン・ガルシアを片付けてからロマチェンコと試合をしてもいいでしょう。

そのように、デービスはライト級戦線の目玉になるべきで、その実力ももっている。


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5人の日本人キラー

軽量級で世界チャンピオンで、多数防衛しているボクサーは、日本人ボクサー相手に防衛を重ねるボクサーは多いです。

ポンサクレック・ウォンジョンカムは17度の防衛のうち、浅井、内藤、本田、中沼、小松、清水、升田、亀田兄、粉川を相手に1防衛してます。(日本人には11勝1敗2分)

15度防衛した張正九は、渡嘉敷、伊波、倉持、大橋(2回)を相手に全勝で倉持以外はKO、またはTKO勝です。

張正九と同時期に長期政権を築いた、柳明佑は喜友名、小見山、大鵬、徳島、井岡、細野相手に6勝1敗。

逆に、ヘナロ・エルナンデスはもっと日本人と対戦したと思ってましたが、竹田と渡辺雄二の2戦だけでした。

葛西を分殺し、渡辺雄二の顎を折ったウィルフレド・バスケスも意外と少なく3勝1分(引分は六車戦)です。

アレクサンデル・ムニョスは初来日時は21戦全KO勝ちというレコードをひっさげて、セレス小林に挑戦しKOしてベルトを奪っていきました。その後も、小島、名城、本田、川嶋、相澤を破ったのですが、亀田兄に負けて日本人相手には7勝1敗でした。



しかし、1番の日本人キラーはルーベン・オリバレスかもしれません。

89勝の中には、牛若丸原田(フィティング原田さんの実弟)、金メダリストの桜井孝雄、金沢和良、歌川善介等日本人から9勝(日本人には9戦全勝8KO)ももぎとっているのです。

 

上の動画は、オリバレス対金沢和良の激闘です。当時のオリバレスは45勝1分の怪物でしたが、金沢さんは死闘を繰り広げました。

私は玉砕は嫌いですが、この試合は勇気のある玉砕・根性をもって勝ちにいった玉砕と感じ、好勝負だと思っております。  

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17歳で世界チャンピオンになった防御の天才

1980年代の中量級は、ボクシング史上1番面白かったと言われております。

その主役は、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュランの4人です。

ロベルト・デュランは、ライト級史上NO1とも言われており、ミドル級まで到達しました。(生涯119戦)

レナードもハーンズもウェルター級からライト・ヘビー級まで行き、ハグラーはミドル級の番人を務めました。

その4人ほど知名度はないのですが、ハグラー以外の3人と絡んだのがウィルフレド・ベニテスです。

ベニテスは、17歳6ヶ月の最年少世界チャンピオンというのは有名なのだが、戦績は53勝8敗1分と負け数は割と多いのです。ただ、負けた相手はレナードやハーンズ(ハーンズからはダウンを奪っての判定負け)等のスーパースター達が含まれ、またキャリア後半はパンチドランカーになった為、神レベルのディフェンスができなくなったからです。



どれぐらいの神技かは、この動画を見てください。特に2ラウンドのラスト30秒。ベニテスのディフェンスはメイウェザー・ジュニアのディフェンスと違って、相手のパンチがあたる距離で目と上体の動きでよけるのが特徴です。



そして、ベニテスはレナードの時もハーンズの時も 試合前のにらみあいが凄かった。

そんなベニテスは、練習嫌いでラテン特有の怠け癖があり、レナード戦も試合前1週間しか練習をしなかったのは有名な話です。

ロベルト・デュランには、石の拳を空転させて判定勝ちをおさめてます。

そんな天才ボクサーが、17歳で世界チャンピオンになり、多くのタニマチが酒と女を提供し、練習をしなくなっていったのです。

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それでも、レナード戦までは勝ち続け、レナード戦では15ラウンド戦ったのです。

もし、ベニテスがきちんと練習してレナード戦に臨んでいたら、レナードの人生とベニテスの人生は変わっていたかもしれません・・・




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