世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2014年10月

強豪とやってボロボロ

先日、ノニト・ドネアはウォータースにKO負けをくいました。最近のドネアの評価は、「ボクシングが雑になってきた」とか「サイズに限界」等、言われてますが もう十分じゃないですか?

フライ・スーパーフライ・バンタム・スーパーバンタム・フェザーと5階級もとってるし、かなりの強豪と試合をしてます。

2007年に当時無敗だったダルチニアンを5ラウンドKOしたのを皮切りに、タイソン・マルケスを8ラウンドTKO、池原に大差判定勝ちのシドレンコを子供扱いし(4ラウンドKO)、長谷川を4ラウンドKOしたモンティエルにはたった2ラウンドKOなんです。しかもモンティエルは頭蓋骨を骨折させられ、長期休養させられてるんですね。

さらに、スーパーバンタムNO1のナルバエスにも大差判定勝ち、バスケス・ジュニア、マセブラ、ジョニゴンとマルケス弟に勝った西岡も子ども扱いしました。その後、アルセ(アルセはこの階級ではダメでしたが)、リゴンドー、ベチェカ、そしてウォータースですよ。対戦相手の質はかなり高いですよ。

ドネアはアウトボクサーだと思ったのですが、けっこう打ち合うし、また倒すので魅力がありますね。おそらく、日本のジム、または日本のトレーナーなら完全なアウトボクサーに育て、タッチボクシングをさせるでしょう。

それにしても、ドネアは36戦のキャリアのうち少なくても10戦以上が強豪との試合です。井岡、亀田兄、山中あたりには見習ってほしいですね。

これだけ強豪と試合をすれば、ドネアはけっこうボロボロでしょうね。ドネアは決して丈夫でないので。今後も、リゴと再戦を含め、強豪相手に向かって行くのでしょう。

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激闘王

井岡陣営がエストラーダとレベコと交渉しているようですが、あくまでもローマン・ゴンザレスとはやらないようですね。先日KOされましたが、やはり八重樫は激闘王と呼ばれるだけの男気はあるんだなと思いました。

今回は日本の激闘王ではなく、本家激闘王アルツロ・ガッティのことを紹介しようと思います。戦績は40勝(31KO)9敗と負けが多いのですが、この男はとにかく打たれ強く、打ち合いを好みます。

1998年のイヴァン・ロビンソンとの2戦やミッキー・ウォードとの3戦を見れば、どれだけ凄いか納得頂けるかと思います。



上の動画は、ウォードとの1戦目です。まあこんな死闘に3戦ともなってしまい、ガッティとウォードは死闘の後、親交が深まり、ウォードは引退後にガッティのトレーナーやスパーリングパートナーをかってでたようなんです。同じく激闘を演じた、モラレスとバレラとの仲とは大違い。

試合内容ですが、ポイントなどを無視した激しい打ち合いに終始し、両者血まみれの顔で朦朧としながらも本能だけで打ち合うような試合なんです。両者は、どれだけ頑丈なんでしょう。

このガッティは、あのデラホーヤや世界NO.1ボクサーのメイウェザーJrとも試合をしてます。当然、負けましたが。

そんなガッティも、5年前に旅行先のブラジルで遺体として発見され37年の生涯の幕を閉じたのです。とても、残念でたまりません。

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ロマゴンと日本人キラー

ローマン・ゴンザレスの次戦の候補にとロッキー・フェンテスがあがっているようだ。

ロマゴンは、新井田をたった4ラウンドで粉砕したのを皮切りに、高山、八重樫を一方的に破ったように日本人には滅法強いのだが、ロッキー・フェンテスは2006年に当時12戦全勝だった奈須を滅多打ちにして以来、大久保、池原、有富、向井、李、奈須と7戦全勝と正に日本人キラー。全員はロッキーの圧倒的なパワーの前に、なすすべもなく敗れた。

ロマゴン有利だとは思うが、ロマゴンが初めて迎えるパワーヒッターなので、面白みもあるだろう。たとえば、八重樫の場合はパンチが軽すぎるので、ロマゴンは安心して迎え撃てたが、ロッキーの場合は一撃の被弾が致命傷になってしまうので、ロマゴンも安心して迎え撃てない。また、ロッキーの距離は意外と遠い(だから逃げ回る日本人ボクサーを容易につめて、ダウンが奪えた)ので、ロッキー・フェンテスの距離で打ち合えば 番狂わせの可能性もあるでしょう。

っといったように、やはりパンチがある相手との対戦は番狂わせの可能性が高い。八重樫や井岡、宮崎、井上等非力でパンチの全然ないボクサーでは、悲しいがそういった可能性がほとんどない。

もしかしたら、ロマゴンのダウンシーンがあるかもしれない。でも、最後はロマゴンの経験が勝るかな?

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