世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2015年04月

ロマゴンを攻略できるボクサー

リングマガジン誌のパウンドフォーパウンドで現在4位に輝く、ローマン・ゴンザレスは42戦全勝36KOと戦績も凄い。日本人相手では、天才・新井田を滅多打ちにして4ラウンドで葬り去り、スタミナのお化けの高山を消耗させての判定勝ち、八重樫を9ラウンドでKOとその強さを見せ付けてます。

パンチが多彩で、上下のコンビネーションが巧みで、連打のレパートリーも多いうえ、ディフェンスもなかなか上手と穴がないように思えます。

ロマゴンを攻略できるボクサーはいないのだろうか? 数人いるように思いますね。

例えば、ミニマム時代のロマゴンを攻略できるのはリカルド・ロペスでしょう。八重樫のようにアウトボクシングをあきらめたりせず、きちんと距離を保ち、ロングレンジからのストレートやアッパーを放ち、後半にしとめるような展開が想像できます。

ロマゴンのジュニア・フライ時代なら、張正九でしょう。張正九ならとにかく乱打戦にもっていき、あのロマゴンをも消耗させられるでしょう。高山のように、逆に消耗させられるようなこともないはず。

そして、フライ級のロマゴンならフライ時代のドネアが真っ先に浮かびます。ドネアのスピード、ジャブで翻弄され近づけば右ストレートをぐさぐさ刺され、滅多打ちにされるかもしれません。

しかし、今はこんなボクサーは軽量級にはいないので ロマゴンの天下はしばらくは続くでしょう。

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あてにならない戦績

ボクシングの戦績はあまりあてにならないですね。

自分より弱いボクサーとばかりすれば全勝になるし、ホームタウンデシジョンが酷いので(日本人同士の戦いでも)負けた試合でも勝ちになることが多々あるからですね。

以前、他の人のブログで東日本新人王が1勝11敗のフィリピン人ボクサーに負けたという記事を読んだことがありました。また、最近でも池水という12戦全勝のボクサーが19勝12敗のこれまたフィリピン人ボクサーのヤップに負けました。

こうして弱いけど戦績をうまく作るのは日本だけでなく海外でもわりとやっていて、こうしたボクサー(弱いけど戦績がいい)に目をつけランキングに入れて対戦者にしたてあげることがひじょうに多いので、げんなりすることがとても多いですね。

大事なのは質のいい対戦者、 そんな対戦者にどんな戦いをしたのか、そしてそれを糧に成長して行くのが大事だと思うのですが、なかなかそんなようにはいかないのが現実です。

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