世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2015年07月

もうすぐ20歳というのに、既に海外で2戦しているボクサーがいる。具志堅選手と同じ沖縄出身の比嘉大吾である。

彼は、1週間前に敵地タイでWBCユースフライ級をかけて無敗のタイ人と戦い 見事7ラウンドKO勝ち。タイという国は、とんでもない自国びいきの国だから、大したものだ。この一戦も比嘉がペースをとっていたように思えたが、6ラウンド終了時には4ポイントほどリードされていたようだ。

比嘉の試合は、2戦しか見ていないので断言はまだできないが、比嘉は左のアッパーを交えたトリプルを多用しなかなか攻撃の幅が広そうだ。そして、具志堅選手同様チャンス時のラッシュはなかなか目の見張るものがある。また、ガードも日本人らしくなくなかなかいい。

7戦しかしていなので(7勝7KO)、今後はもっと強い相手と試合をして経験をつんでほしい。無駄な動きが多いなど、改善点はあるが、なんせ攻撃力がいいので楽しみだ。なまじ小さな頃からやっていないので、井岡や亀田兄や井上のようにこじんまりとまとまっていない点も魅力。

いいボクサーがでてきた。
 
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先月の池水対ヤップの試合を見て思ったのだが、池水は典型的な日本人ボクサーだと感じた。

試合前の二人の戦績だが、池水は12戦全勝で2013年バンタム級の新人王、一方ヤップは19勝12敗。ただ、ヤップの負けは向井戦をはじめとして、日本人ボクサーとの戦いはほとんどがホームタウンデシジョンのようなので、戦績はあてにならない。

最初は、75-77、75-77、76-77という結果だけをみて 池水が善戦したように思ったが、youtubeを見て「ああ、なるほどなあ」と思いましたね。

正直池水がとったラウンドはないように思える。池水びいきで見ると、1ラウンドがだけ池水にふれるかな。2ラウンドに池水が出合い頭のパンチで、ダウンを奪ったが、その後簡単にダウンを奪い返され、逃げ回る羽目になってしまってるし。また、その後のラウンドも5ラウンドや8ラウンド等 倒される寸前でいずれも逃げ回っている失態を繰り返している。

池水の何が典型的な日本人ボクサーなのか? パンチの距離が短すぎで、距離感が悪すぎ。池水もヤップもほぼ同じ身長なのだが、距離が全然違う。例えば、ヤップの左ジャブはきちんと伸びていて踏み込みもいいから長い距離で当てているが、池水の左ジャブはちょこちょこと短い距離しか打てていない。右も同様。



だから、ヤップに簡単に距離をとられ、またヤップがステップインからの攻撃を繰り返すので、全然自分の距離で試合ができていない。これだけ距離が違えば思い切って距離をつぶして自分のあたる距離で試合をしなければ勝てません。そもそも、池水は自分の距離がわかっているのかな? おそらく、今までの12戦は日本人ばかりだから池水レベルでも距離を支配できたのかな?

唯一、ヤップは岩佐に距離を支配されたがその時は後半打ち合いに持ち込み 岩佐をKO寸前まで追い込んでいる。距離を支配されたら、そのままずるずるいくのではなく、何か策を練られないものか? 池水は天才ともてはやされたが、弱い日本人としか試合をしていないのでそんな’経験は無理だろう。だったら、セコンドが何とかしなければいけないでしょう。おそらく、セコンドはあんな無様に打たれまくっていても、日本だから判定で勝たしてくれると思って、そのままにしていたのかな?


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ジェリー・ペニャロサは判定でかなり泣かされたボクサーでしょうね。タイトルを奪取した川島戦はほぼ全てのラウンドをとっていたにも関わらず、なぜか判定は2-1。その後も、徳山には2回も勝っていた試合をおかしな判定で負けてしまい、また韓国でも地元判定で星を落としている。しかし、おかしな判定をされても実力はあるのでその後元世界チャンピオンの山口圭司を1ラウンドで簡単に葬ったり、長谷川をKOしたジョニゴンをもKOしたりもし、38歳までリングに立ち続けた。

また、パッキャオとの激闘で有名なマルケス兄も不運が続きましたね。デビュー戦は初回にダウンを3回奪うも反則負けを食らったり、20か月以上もトップコンテンダーだったが、ハメドが試合をしなかったり、やっと挑戦できたと思えば相手がノーウッド。そんなノーウッドから2度もダウンをとってもレフェリーはダウンをとらなかった。マルケス兄が世界チャンピオンになったのは42戦目のこと。

その後は、バレラやカサマヨールやメイウェザー・ジュニアやパッキャオやブラッドリー等強敵と戦った。40歳の時には、5階級をもくろみブラッドリーときわどいファイトを行ったが、本当にすごいボクサーですね。あまりにも強すぎるので、不運というハンディを与えられたのも何となくうなづける。

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1970年代に、アレクシス・アルゲリョというとてつもなく強いチャンピオンがいました。フェザー級時代はあのルーベン・オリバレスをもKOし、ジュニアライト級、ライト級とかけあがって行きました。しかし、そんなアルゲリョでもジュニア・ウェルター級のアーロン・プライヤーの壁を越えられなかったのです。

以前はチャベス等メキシカンボクサー達は、4階級の壁に跳ね返されてました。ホルヘ・アルセやエリック・モラレスやマルケス兄達がその壁を破ったのですが、本当に4階級の壁は高いですね。

近年では、ノニト・ドネアがフライ級からフェザー級まで5階級制覇をしたが、フェザー級統一戦でニコラス・ウォータースに6ラウンドでKO負けを喫してます。さすがのドネアもスーパーバンタムあたりから、苦しい試合が続いて、圧倒的な力が見せられなくなってます・

そう思うと、フライ級で初めて世界チャンピオンになりスーパーウェルター級まで突き進んでいったマニー・パッキャオや無敗のまま5階級を制したメイウェザー・ジュニアは神の領域ですね。

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