世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2015年07月

不運なボクサー

ジェリー・ペニャロサは判定でかなり泣かされたボクサーでしょうね。タイトルを奪取した川島戦はほぼ全てのラウンドをとっていたにも関わらず、なぜか判定は2-1。その後も、徳山には2回も勝っていた試合をおかしな判定で負けてしまい、また韓国でも地元判定で星を落としている。しかし、おかしな判定をされても実力はあるのでその後元世界チャンピオンの山口圭司を1ラウンドで簡単に葬ったり、長谷川をKOしたジョニゴンをもKOしたりもし、38歳までリングに立ち続けた。

また、パッキャオとの激闘で有名なマルケス兄も不運が続きましたね。デビュー戦は初回にダウンを3回奪うも反則負けを食らったり、20か月以上もトップコンテンダーだったが、ハメドが試合をしなかったり、やっと挑戦できたと思えば相手がノーウッド。そんなノーウッドから2度もダウンをとってもレフェリーはダウンをとらなかった。マルケス兄が世界チャンピオンになったのは42戦目のこと。

その後は、バレラやカサマヨールやメイウェザー・ジュニアやパッキャオやブラッドリー等強敵と戦った。40歳の時には、5階級をもくろみブラッドリーときわどいファイトを行ったが、本当にすごいボクサーですね。あまりにも強すぎるので、不運というハンディを与えられたのも何となくうなづける。

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階級の壁

1970年代に、アレクシス・アルゲリョというとてつもなく強いチャンピオンがいました。フェザー級時代はあのルーベン・オリバレスをもKOし、ジュニアライト級、ライト級とかけあがって行きました。しかし、そんなアルゲリョでもジュニア・ウェルター級のアーロン・プライヤーの壁を越えられなかったのです。

以前はチャベス等メキシカンボクサー達は、4階級の壁に跳ね返されてました。ホルヘ・アルセやエリック・モラレスやマルケス兄達がその壁を破ったのですが、本当に4階級の壁は高いですね。

近年では、ノニト・ドネアがフライ級からフェザー級まで5階級制覇をしたが、フェザー級統一戦でニコラス・ウォータースに6ラウンドでKO負けを喫してます。さすがのドネアもスーパーバンタムあたりから、苦しい試合が続いて、圧倒的な力が見せられなくなってます・

そう思うと、フライ級で初めて世界チャンピオンになりスーパーウェルター級まで突き進んでいったマニー・パッキャオや無敗のまま5階級を制したメイウェザー・ジュニアは神の領域ですね。

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