世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2015年08月

ロマゴンにKOされたロッキー・フェンテスは、日本人相手に6戦全勝と日本人キラーと言われていたが、古くはバスケスジュニアのお父さん(ウィルフレッド・バスケス)が、日本人キラーにふさわしかったでしょう。

初来日時こそ、六車とは引き分けたものの、その後横田を判定で退け、葛西をたった1ラウンドでKOし、渡辺雄二をも5ラウンドでKOした。バンタム級からあがっていったバスケスは、逆に上の階級から下がってきた渡辺雄二よりはかなり体が小さかったのだが、小さなバスケスが渡辺雄二の顎を叩き割っての壮絶なKO劇。そんなバスケスはハメド相手では、子供扱いされ度重なるダウンの末KOされた。

他、張正九(日本人に5戦全勝4KO)やポンサクレック(日本人に11勝1敗)等も日本人キラーかもしれないが、彼らは単に強かっただけで、世界に通用する世界チャンピオンのボクサーでしょう。

上記のボクサー以上の日本人キラーは1人います。それは、OPBFバンタム級を7度防衛したジェス・マーカです。その7回の防衛中、6度が日本人が相手なのですね。

もっと詳しく言いますと、戦績は48勝23敗と負けがひじょうに多いのですが(ただ対戦相手には、セーンやペニャロサやウィラポン等世界チャンピオンがけっこういます)、こと日本人が相手となると11勝2敗なのです。そのうちの1敗は、露骨な地元判定で、もう1敗は長谷川穂積。

日本人との全ての対戦は日本にもかかわらず、長谷川以外は手も足も出なかったのか。OPBFチャンピオン中村正彦、日本チャンピオン瀬川設男、仲里繁、OPBFチャンピオン大和心、岡本泰治、世界チャンピオンになる前の川嶋、OPBFチャンピオン有永政幸、熟山等日本ではそれなりに強いメンバーなのだが、それらをテクニックで封じレッスンをほどこした。

そんな日本人に滅法強かったジェス・マーカだが、35歳の時にサーシャに引導を渡され引退となったのです。

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長谷川穂積をKOで破り去ったキコ・マルチネスはその後カール・プラントンに大差の判定負け、さらにスコット・クィッグにたった2ラウンドでTKO負け。

浜田剛史を破ったアルレドンドも浜田戦後は、6勝9敗でけっこKOで負けてます(1ラウンドKO負けは2回)。しかも、アルレドンドが勝った相手は、1勝7敗だの3勝7敗だのたいしたボクサーではない。

坂田を2ラウンドでKOしたデンカオセーンは、ルイス・コンセプションに2ラウンドでKO負けをくらってる(コンセプションはエルマン・マルケスに2回KO負け)。
※デンカオセーンは、河野や松本に負けてるが、37歳・38歳の時なのでそれには触れない

星野と新井田を破ったノエル・アランブレッドは、その後ブライム・アスロウムや亀田長男やソーサに負けている。

畑山に勝ったジュリアン・ロルシーもその後名前の知らないフランス人に2ラウンドKO負けをくらい、その名前の知らないフランス人はその後3連敗。

日本に来る外国人ボクサーの大半は一流ではないよね。一流だったら、日本人ボクサー陣営は呼ばないし(勝てないから)、一流だったら日本には目をくれないでしょう。

亀田の対戦相手、山中の対戦相手(今回のモレノは別だが。しかし、ちょっと遅すぎ)、井岡の対戦相手等ほとんどが二流か三流ボクサーだが、テレビのアナウンサーはやたらヨイショするので、興ざめ。
 
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ボクサーというのは、パンチ力がある相手と試合をするのは嫌でしょう。また、相手にパンチがあればディフェンスの時にも恐怖心が芽生え、パンチがしっかりと見えないケースもあり、本当に厄介です。日本の最近のボクサーでは内山が群を抜いてますが、海外ではとても多くのハードパンチャーがいるのです。

ベスト3は、ジョージ・フォアマン(76勝5敗68KO)、マイク・タイソン(50勝6敗44KO)、ジュリアン・ジャクソンではないでしょうか。

ジョージ・フォアマンは、アリに負ける前までは本当に強く象をも倒すと言われてました。あのフレージャーをたったの2ラウンドで倒したのですから、驚きです。

タイソンもチャンピオンになったばかりの頃のパンチは驚異的だったが、問題児であったので、たびたびブランクを作り、そのパンチ(動きもそう)もすぐにかげりが見えてきた。カス・ダマトとジェイコブスが亡くなったのが大きかったでしょう。

ジュリアン・ジャクソン(55勝6敗49KO)は、ワンパンチで倒すので早いラウンドでのKO勝ちが多かったですね。しかし、この倒し屋は大事な試合でけっこう負けてます。例えば、世界初挑戦の時(当時29戦全勝27KO)は、マイク・マッカラム(当時26戦全勝23KO)にKO負けをくらってますし、またジェラルド・マクラレン(31勝3敗29KO)にも2度KO負けをくらってます。

他、石の拳 ロベルト・デュラン(103勝16敗70KO)、ヒットマン トーマス・ハーンズ(61勝5敗48KO)、ウィルフレッド・ゴメス(44勝3敗42KO)、カオサイ・ギャラクシー(49勝1敗43KO)、マイケル・カルバハル(49勝4敗33KO)、ゲンナジー・ゴロフキン(33戦全勝30KO)といったボクサーのパンチは本当に凄かった。

こんなボクサーとは、試合をしたくないでしょうね。

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WBC世界フライ級チャンピオンのローマン・ゴンザレス(43戦全勝37KO)が元WBO・WBA王者のブライアン・ビロリア(36勝4敗22KO)とビッグマッチをする。

両者ともに、ハードパンチャーで経験豊かな戦士同士でとても見応えのあるファイトになるでしょう。ロマゴン有利なのは当然だが、今までの対戦相手で一番怖い相手かもしれない。ビロリアは破壊力があり、テクニックもあり、また経験があるのであのロマゴンを脅かすかもしれない。が、ビロリアには後半に失速するという弱点があるので、これを克服しないと後半にやられるでしょう。ただでさえ、ロマゴンと打ち合えばかなりスタミナが消耗してしまうので(あの高山でさえスタミナをそぎ落とされた)、どこまで克服できるかが鍵となるかも。ロマゴンはこの試合の後は、スーパーフライ級(どうせカルロス・クアドラスとはしないと思うが)かバンタム級にあげてほしい。

そして、もう1人のフライ級世界チャンピオン(フライ級の世界チャンピオンはロマゴンとエストラーダで充分)もタイソン・マルケス(39勝5敗28KO)と防衛戦をやるようだ。マルケスはビロリアに倒された後は少し精彩を欠いているが、あのコンセプションを2度もKOしたハードパンチャーで怖い相手だろう。

この2戦は本当に見ごたえがある。あとの2人のフライ級チャンピオンはショボイので(アムナットは井岡には力の差を見せたが、他の試合はラフファイトで地元判定が多い。井岡に至っては、ロマゴンから逃げたし、正規チャンピオンのエストラーダともやらないでしょう。井岡はあくまでも暫定チャンピオン)、この2人には本当に期待していますよ。
 
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少し前に日本のホープのことを書きましたが、今回は関係者から聞いたフィリピンのホープの記事を書きます。

二人ともフィリピンのボクサーで所属はともにセブ島の大手ジムです。1人はアルバート・パガラというボクサーなのですが、もう日本でも知られているようですね。兄も同じジムのボクサーですが(36勝2敗)性格は全然違うよう。

アルバート・パガラの方は、24戦全勝17KOでまだ21歳。しかし、こいつはアマで非公式も入れると500戦以上しているようなので、試合なれ度は半端ではない。何回か試合を見たが、ガードもディフェンスもよく、パンチが強くもう完成されてますね。ほとんどのパンチが強く思い切り振るが、隙を見せないので厄介です。スーパーバンタム級でOPBF4位なのだが、和気や小國とはレベルが違いすぎる。

もう1人のホープは、マーク・マグサヨで戦績は11戦全勝9KO。マグサヨも20歳になったばかりで若いが、アルバート・パガラと違ってアマのキャリアはまだ100戦余りなので、まだ完成はされていないよう。スタイルはアウト・ボクサーっぽいが、接近してからの連打もかなり強く、連打がすべてKOパンチ。このあたりは、亀田兄弟や井岡などは見習うべきだ。

この2人のボクサーに言えることだが、ストレートは勿論強いのだが、左右のアッパーの破壊力が物凄い。だから、攻撃の幅が広いともいえる。

 

マグサヨもOPBFランキングは4位なのです。日本人ボクサーでこの両者と対戦ができるボクサーは果たしているのだろうか?

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