世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2016年10月

本物のボクサー達

前回は、1996年以降いかに多くの低レベルの日本人世界チャンピオンが生まれたという内容でしたが、今回はヘビー級のリアル・チャンピオンについて書いていきます。ただ、ロッキー・マルシアノやジョー・ルイス等、アリ以前のボクサーについてはほとんど知らないので、対象からは外します。
ジョー・フレージャーや20度防衛をしたラリー・ホームズ等も強かったが、上位5位(6人)は圧倒的に強かったし、本物すぎます。

5位は、イベンダー・ホリフィールド。ホリフィールドは元々クルーザー級の統一チャンピオンだったが、当時全勝だったタイソンに挑戦表明をし、勇気があるボクサー、さすがリアル・ディールだと感じた。ただ、タイソンが番狂わせでKO負けしたり、私生活で問題があったりし、試合が実現できななkったが、その6年後にタイソンと試合をし、見事KO勝ちをした。また、タイソン以外でもレノックス・ルイスやリディック・ボウ等2回り以上大きなボクサーとも堂々と打ち合った。繰り返すが、ホリフィールドは、リアル・ディール。

4位は、ウラジミール・クリチコとレノックス・ルイス。2人ともボクシングがつまらなく、好きではないが強いには確か。

3位は、史上最強のハード・パンチャーのジョージ・フォアマン。象をも倒すと言われたほどで、ジョー・フレージャーとケン・ノートンを2ラウンドで倒したのはあまりにも有名。フォアマンはオリンピックでも、金メダルをとっており、当時ボクシングを始めてさほどたっていなかったがKOの山を築いたようです。

2位は、マイク・タイソン。これには異論があるかもしれませんが、カス・ダマトがついているという限定での話です。あるアメリカ人から聞いたのですが、タイソンはカス・ダマトが亡くなってから物凄く変わったそうです。練習量は激減したし、外での事件等が増えていった。たとえば、女性のハンティングがすごく、一晩で20人以上の娼婦の相手をしたりしたほど。トレバー・バービック戦やジェームス・スミス戦等の最中は、淋病ということも聞いた。そして、カス・ダマトが生きていれば絶対にドン・キングと組むことはなかっただろう。カス・ダマトがもう少し生きていれば、タイソンは間違いなくもっともっと強くなっていたと確信ができる。

1位は、モハメッド・アリ。これは、満場一致でしょう。アリの場合は、ヘビー級を超越したスピードがあるし、美しさもあります。話は変わりますが、アリのアリ・シャッフルを見たことはありますか?日本では、辰吉や井岡がやりましたが、アリのアリ・シャッフルとは月とスッポン、ダイヤモンドと泥ほどの違いがあります。一番の違いは、辰吉や井岡は相手が離れている場所でしかできませんが、アリは相手との射程距離でこれをやるのです。詳しくは、youtubeでアリの試合をできるだけ見てください。パッキャオやメイ同様、神の領域のボクサーのことは、うまく伝えることはできませんので。

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日本人ボクサーの手本

マック・クリハラさんが以下のコメントをしておりました。

 ミニマム、ライトフライの2階級制覇チャンピオン、ドニー・ニエテスはエストラーダとの対戦を希望してフライに転級した。エストラーダはスーパーフライに上げてしまったが、ニエテスはもう1階級上げてでも対戦を希望している。フィリピン人は日本人と違って強い相手と戦う。山中はまた、統一戦って言ってますけど、亀田次男、三男は統一戦で負けましたけど、すんなり実現させました。なんとも思わないのかなぁ?本田さん。

 
まさに、その通りですね。ドニー・ニエテスについては、さほど詳しくなかったので、フィリピンや日本等の関係者から情報を集めたのですが、日本人ボクサーとはあまりにも違いすぎる実態がわかってきました。

攻防一体となったきれいなボクシングをするのは知っていたのですが、けっこう海外でも試合をしており、チャンピオンになる前はインドネシアで3試合、そしてチャンピオンになってからは、たびたびメキシコで防衛戦をしており、最近はアメリカにも進出してます。

日本では無敵の高山を破ったロドリゲス・ジュニアを難なく破り、日本でもおなじみのエドガー・ソーサを120-108(三者とも)と圧倒的な内容で勝ってます。ニエテスは、元来ミニマム級だったので、ソーサと体格差がありますが、日本人のようにぴょんぴょんはねて距離をとることはせず、必要最低限に動きやサイドに回る動きでいなし、また時には接近して相手の攻撃をはずし、巧みにパンチを放ってました。

ある関係者が言ってましたが、高山がセブのALA GYM でニエテスとスパーをした際(高山は一時 ALA GYMの所属)、高山のパンチをことごとくはずし、あまりにも高山のパンチが空を切るので、高山がラフファイトをしかけたが、軽くいなし続けたようです(あくまでも噂です)。

それにしても、井岡が避け続けている井岡の上のスーパー・チャンピオンだったファン・フランシスコ・エストラーダを逆に追いかけているところは凄いですね。ただ、フィリピン人ボクサーはこういった傾向がある(メキシカンも同様)ので、一般の人から尊敬されるのでしょう。強いだけでなく、この強い相手にも立ち向かっていく姿勢が素晴らしいですね。

日本人ボクサー全員が見習わなければなりません。特に、井岡と山中。ニエテスも、たまには井岡と山中のように雑魚やローとるを見つけてきて、防衛する技術も学んでもいいでしょう。お互い、長所があるのでしょうね。

  
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