世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2017年07月

パンチのパワー

ボクシングにおいては、パンチ力はひじょうに大きな要素です。今まで、数多く記載してきましたが、先日のOPBFタイトルマッチを見て、改めて痛感させられました。その一戦は、バンタム級のヤップ対益田の一戦です。

1ラウンドの開始後、益田のパンチが出会い頭あたり、ヤップがダウンしたのです。さらに益田は2度のダウンを加算し、ヤップはなんと1ラウンドに3度ダウンの立ち上がり。おそらく、ヤップは益田の変則な右が見えずらかったのでしょう。ヤップは、半身に構えますので(もしくは、頭が気になっていたかな)。しかし、益田のパンチにパワーがないので、ヤップは3ラウンドの途中から回復し、逆に反撃(なぜ陣営は2ランドにいかせなかったのか?また、益田は行かなかったのか?こんなチャンスはもう2度とないのに)。

こうなると、実力差がありすぎるため益田の勝機はほぼ0。 そして、4ラウンドには案の定益田はダウンをし、その後ヤップの連打をくい最後は失神。レフリーは最後止めにくかったこともあるが(益田陣営か、益田の応援団が止めるなって叫んでいた)、大事故になりかねませんよ。それほど、日本人は非力で打たれ弱いし、本物の外国人はパンチがあるから(そんなヤップでも、フィリピン人ボクサーの中では非力でパンチはないほう)。

このように、日本人の多くは出会いがしらをあててもパンチが弱すぎるので倒しきれない。また、ダウンすら奪えないことも多い(ヤップは打たれ弱いし、1ラウンドでまだ見えていなかったので簡単に倒れた)。加えて、パンチのある相手に簡単に倒されることが多いので パンチのある相手を極力避ける傾向が強すぎる(某K親子、某I親子、某I親子等)。

メキシカンやパッキャオは、大きな相手やパンチのある相手でも平然と立ち向かうのだが・・・ 

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得意なパンチ

日本人ボクサーのほとんどの得意パンチは、右ストレートや左フックです。アッパーが得意な日本人ボクサー、または左ジャブ(サウスポーの場合は右ジャブ)の得意な日本人ボクサーはあまり見かけません。

アッパーは日本人には難しいかもしれません(日本人はひざが硬い為)。しかし、ジャブならマスターできるはずですね。ジャブは、基本中の基本ですが、以外にマスターしている日本人はいないですね。

アイク・クォーティのジャブは凄かったですね。日本では敵なしの吉野や佐藤をKOした韓国人を、ジャブだけで破壊したのですから。

また、シュトルムのジャブはこれまた日本では無敵の佐藤(帝拳)をサンドバッグ状態にし顔面が見るも無残にはれあがり、ストップに追い込んだのでした。

他、メイやデラホーヤやヒットマン・ハーンズや日本人ボクサーをことごとく子供扱いしたヘナロ・エルナンデスやサーシャ・バクティン達のジャブはやばかったですね。速いし、色んなジャブをもっているし、ジャブだけで血祭りにできますよ。

日本人なら、徳山と鬼塚と薬師寺が突出しているかと思いますが、スピード・威力等一流ボクサーに比べるとまだまだ子供レベル。肩が入っていないから距離も出ないし、破壊力もないし、またジャブのバリュエーションも少ないですね。

そもそも、ジャブをきちんと教えられるトレーナーが日本にはいないのでしょう。ガードもそうですが、ジャブという基本ができていないので、世界の舞台で戦うのは難しいでしょう。ガードとジャブは、きちんとしたトレーナーやジムであれば、マスターできるので残念です。

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