世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2018年01月

OPBFバンタム級チャンピオンのヤップが、1月中旬から約1ヶ月タイで練習をするとのこと。理由は、スーパーフライ級最強チャンピオンのシーサケットのスパーリング・パートナー。

なぜ、エストラーダとタイプが違うヤップが選ばれたのか?なぜ、日本人ボクサーが選ばれないの?日本人ボクサーにとっては、シーサケットのような最強チャンピオンを肌で感じられる絶好のチャンスなのに。おそらく、日本人ボクサーでは荷が重い、レベルが低いということで、選ばれなかったのでしょう。

エストラーダは、スタミナと体力に秀でており(シーサケットもそうです)、最近はそれに加えて様々なテクニックを身につけてます。ブライアン・ビロリアやミラン・メリンドやカルロス・クアドラスといった世界レベルの強豪を破ったことで経験も豊富です。ちなみに井岡がWBAフライ級チャンピオンだった時の、WBAフライ級のスーパーチャンピオン(井岡が逃げたと言われてますが、井岡では100%勝てないので井岡を批判するのは可愛そう)ですね。

シーサケット対エストラーダの一戦は、両者下の階級からあがってきたボクサー、両者スタミナ・頑丈さに突出していること、両者経験豊富ということで、コンディションはともにきっちりとしあげるでしょう。

シーサケットはどれだけエストラーダのスタミナを削り、消耗させるのかが鍵ですね。エストラーダは、ただ単にスタミナがあるだけでなく、メキシカンの勇敢さ・プライドをもったボクサーなので、絶対に試合中は折れないでしょう。そんな折れないボクサーの意識をかりとるか、破壊すれば、シーサケットは本物の怪物と証明されるでしょう。

井上はバンタムにあげて大正解。この二人と同じステージには立てないし、立つ資格もない(井上は世界レベルの相手とは全くしていない為)。この一戦はまさしく、フライ~スーパーフライの頂上対決で、本当に楽しみな一戦ですね。

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ボクシングで同一選手の3度目の戦いを、Rubber match ( ラバーマッチ)といいます。

日本人からみのラバーマッチでは、徳山対川嶋や井岡対ナパぐらいしか浮かびません。これが、海外になれば、モハメッド・アリ対ジョー・フレージャーをはじめ、エリック・モラレス対マルコ・アントニオ・バレラ、ガッディ対ウォードのようなスケールの大きなファイト、そして、イスラエル・バスケス対マルケス(弟)とパッキャオ対マルケス兄のファイトは何と4戦目まで突入したのです。

モラレス対バレラは凄まじかった。この試合を見て、日本人ボクサーとのレベルの違いを思い知った人も多いのでは? 1990年代以降では、この二人と試合ができる日本人は皆無ですね。有名な話では、辰吉を子ども扱いしたサラゴサでも経験のなかった当時のモラレスに粉砕されました。この2人の試合は、3戦とも打ち合いが続きます。共に、テクニシャンなのでテクニックをもちいたハイレベルで、凄い手数の打ち合いが3戦続くのですね。

ガッディ対ウォードは、説明不要ですね。ボクシング史上最高の打ち合いとも言われ、漫画並みのタフネスの二人が漫画のような打ち合いを演じたのです。

イスラエル・バスケス対マルケス(弟)の試合も、激闘でした。イスラエル・バスケスも打ち合いに強いボクサーです。わかりやすく言えば、長谷川を簡単にKOしたジョニー・ゴンザレスをもKOしております。途中、この両者の戦いは激闘過ぎてダメージを蓄積するので休養を命じられたほどなのです。

最後に、パッキャオ対マルケス(兄)の試合は個人的には1戦目・2戦目が好きですね。あの階級でのパッキャオのスピードは化け物でしたが、それにカウンターをあわせるマルケス(兄)も化け物です。階級をあげてからは、マルケス(兄)がパッキャオの動きにアジャストできるようになり、最後は究極の素晴らしいカウンターをマルケスが放ち、ジ・エンドでした。

上記にあげた5つのラバー・マッチは、未だにyoutube等で見てます。ボクシング・ファンで良かったとつくづく思います。

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亀田兄、長谷川穂積、井岡一翔の共通点は、3階級をしたことと、ボクシングのきっかけは父だったということですね。しかし、引退の仕方はどうでしょう?

亀田兄は幼少からボクシングをしていて、28歳の時には衰えを感じ、弟達からも引退を勧められていたようです。また、亀田兄は3階級も達成したし 弟達も世界チャンピオンになったので長男としての役割も果たしたと思い、最後の試合で打ち合いたい(途中から勝つことへ執着し、アウトボクシングに走ったので)と思い燃え尽きました。

長谷川穂積も、長年の戦いで衰え、またモンティエルやジョニー・ゴンザレスだけではなく、さほど強くもないキコ・マルティネス(マルティネスはクィッグやレオ・サンタクルスに簡単にKOされている)にもKOされ、自分自身の限界を悟りましたが、最後ウーゴ・ルイスに劇的な勝利を飾り燃え尽きて引退を決意しました。

一方、井岡一翔はどうでしょうか? 井岡は、亀田兄同様弱いボクサーしか選ばないと言われ、フライ級では一番弱い世界チャンピオンを選んだのだが、一方的に負けた。またローマン・ゴンザレスとの試合を回避したのを叩かれました。そんなさなかでの引退なので、燃え尽きたということはないでしょう。

引退の真相ははっきりとはわかりませんが、ジム会長兼プロモーターの父とのトラブルの可能性が大きいでしょうね。いつからかはわかりませんが、井岡父は井岡弘樹の家族ともトラブルがありジムが分断されたとも伺ってます(脱税がらみ?)。また、井岡父は脱税だけではなく療養詐欺の疑いまであり、金銭のことで井岡が父を信頼できなくなったとも聞いてますし、井岡嫁と父の関係のことで嫌になったという噂もあります。

最後に私の私見ですが、井岡は亀田兄や長谷川に比べてボクシングへの思い入れがそこまでなかったことと、ボクシングで背負っているものがさほどなかったのでしょう。

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