その階級でのNO1とNO2との戦いには、通常の世界戦の数倍気持ちが高ぶります。いつもは、アメリカ人を始め、欧米人、またはメキシカンや南米のボクサーがここに絡んでいる。近年、マニー・パッキャオという怪物が、マルコ・アントニオ・バレラやエリック・モラレス、オスカー・デ・ラ・ホーヤ、ミゲール・コット達を打ち破り、アジア人で初めてアメリカ、いや全世界で注目を浴びました。
2000年以降、世界チャンピオンが乱立し、世界チャンピオン同士で戦い、その階級でNO1を証明しなければいけない時代に突入し、その流れに取り残されたのは全ての日本人ボクサー達。
例えば、現在のバンタム級は ゾラニ・テテが1番、続いてライアン・バーネット、その下に岩佐をKOしたハスキンス、山中をKOしたネリ、マクドネル達がいます。
強かった時の内山のスーパーフェザー級には、その上にはガンボアやブローナーがいて土俵にすら立てなく、さほど強くないコラレスに簡単にKOされました。
前置きが長くなりましたが、今回スーパーフライ級でビッグイベントがアメリカで行われます。スーパーフライ級の現在のNO1は、タイ人のシーサケット・ソー・ルンヴィサイ。
シーサケットは、デビュー戦こそ八重樫に敗れたが、2013年にWBC世界チャンピオンになって以来、メキメキと強くなり、昨年は46戦全勝だったローマン・ゴンザレスを破り、再戦ではなんと4ラウンドKO勝利。
NO2とされているのは、誇り高きメキシカンのファン・フランシスコ・エストラーダ。このメキシカンは、2012年には当時無敵のロマゴンを苦しめながらの判定負けを喫したが、その後強敵ブライアン・ビロリアを文句なしの判定勝ち(当時のフライ級ではビロリアがNO1)。
その翌年には、当時全勝だったミラン・メリンドを破り、そしてロマゴンを追うべくフライ級にあげWBAを手に入れ井岡の上のスーパーチャンピオンに君臨し(井岡は100%勝てないので対戦を避けたと言われてます)、ロマゴンがスーパーフライ級にあげたので、自らもスーパーフライ級にあげたのです。スーパーフライ級では、クアドラスを破り、NO1への挑戦権を得たのです。
現在、スーパーフライ級はこの2人以外にも、アンカハス、既に負けたロマゴンやアンカハス達がからもうとして、盛り上がったのです。
さらに、個人的に見逃せないのはエストラーダが2012年にロマゴンに敗れて以来、臥薪嘗胆を誓って戦い続け、今回はその全てがぶつけるという怖さ。発端は、エストラーダがビロリアを破った直後に、マカオの会場で、なんとロマゴンから 「もし私にリベンジしたいなら、112ポンド(フライ級)で私にチャンスを与えてほしい」 と対戦オファーをもらったのだが、スーパーフライ級にステージが変わり、実現直前にロマゴンがまさかのKO負け。
前評判では、シーサケットのパワーでしょうが、エストラーダのハートの強さは半端ではありません。エストラーダが、前半シーサケットのパワーをしのぎ、中盤から手数・スピードで圧倒できれば試合は面白くなるでしょう。それには、サイドからの攻撃を軸にした攻撃、ディフェンスも常にサイドにまわり連打を許さないことが鍵でしょう。
この2人はこれまで強敵を退けてこの頂上対決のステージにあがりました。展開、どちらが勝者などは難しいですが。確実に言えるのは世界のトップレベルの戦いになることです。
2000年以降、世界チャンピオンが乱立し、世界チャンピオン同士で戦い、その階級でNO1を証明しなければいけない時代に突入し、その流れに取り残されたのは全ての日本人ボクサー達。
例えば、現在のバンタム級は ゾラニ・テテが1番、続いてライアン・バーネット、その下に岩佐をKOしたハスキンス、山中をKOしたネリ、マクドネル達がいます。
強かった時の内山のスーパーフェザー級には、その上にはガンボアやブローナーがいて土俵にすら立てなく、さほど強くないコラレスに簡単にKOされました。
前置きが長くなりましたが、今回スーパーフライ級でビッグイベントがアメリカで行われます。スーパーフライ級の現在のNO1は、タイ人のシーサケット・ソー・ルンヴィサイ。
シーサケットは、デビュー戦こそ八重樫に敗れたが、2013年にWBC世界チャンピオンになって以来、メキメキと強くなり、昨年は46戦全勝だったローマン・ゴンザレスを破り、再戦ではなんと4ラウンドKO勝利。
NO2とされているのは、誇り高きメキシカンのファン・フランシスコ・エストラーダ。このメキシカンは、2012年には当時無敵のロマゴンを苦しめながらの判定負けを喫したが、その後強敵ブライアン・ビロリアを文句なしの判定勝ち(当時のフライ級ではビロリアがNO1)。
その翌年には、当時全勝だったミラン・メリンドを破り、そしてロマゴンを追うべくフライ級にあげWBAを手に入れ井岡の上のスーパーチャンピオンに君臨し(井岡は100%勝てないので対戦を避けたと言われてます)、ロマゴンがスーパーフライ級にあげたので、自らもスーパーフライ級にあげたのです。スーパーフライ級では、クアドラスを破り、NO1への挑戦権を得たのです。
現在、スーパーフライ級はこの2人以外にも、アンカハス、既に負けたロマゴンやアンカハス達がからもうとして、盛り上がったのです。
さらに、個人的に見逃せないのはエストラーダが2012年にロマゴンに敗れて以来、臥薪嘗胆を誓って戦い続け、今回はその全てがぶつけるという怖さ。発端は、エストラーダがビロリアを破った直後に、マカオの会場で、なんとロマゴンから 「もし私にリベンジしたいなら、112ポンド(フライ級)で私にチャンスを与えてほしい」 と対戦オファーをもらったのだが、スーパーフライ級にステージが変わり、実現直前にロマゴンがまさかのKO負け。
前評判では、シーサケットのパワーでしょうが、エストラーダのハートの強さは半端ではありません。エストラーダが、前半シーサケットのパワーをしのぎ、中盤から手数・スピードで圧倒できれば試合は面白くなるでしょう。それには、サイドからの攻撃を軸にした攻撃、ディフェンスも常にサイドにまわり連打を許さないことが鍵でしょう。
この2人はこれまで強敵を退けてこの頂上対決のステージにあがりました。展開、どちらが勝者などは難しいですが。確実に言えるのは世界のトップレベルの戦いになることです。