村田にとっての正念場はこの次でしょうね。現在ミドル級のトップは、ゴロフキンとカネロが君臨し、3位~5位はチャーロ、ジェイコブス、サンダースです。6位デレブヤンチェンコ、7位アンドラーデが来て、やっと村田が来るのです。
村田はWBAチャンピオンですが、その上のスーパーチャンピオンはゴロフキンがおり、現在は世界で8位の実力です。世界チャンピオンの名乗っているので、せめてチャーロ達と3位争いがでいるまで行ってほしいと思います(ゴロやカネロに勝てという無理は申しません)。
ちょうど、同じWBAスーパーウェルター級チャンピオンだったアンドラーデが下から来たので、これを迎え撃ってほしいですね。もし、勝てれば次はチャーロかジェイコブスあたりとやればかなり盛り上がります。
今回村田のことをテーマにしたのは、実は村田は世界で本当は8位だということではなく、新聞のコラムで、国民栄誉賞の受賞が取り沙汰されている羽生結弦とスピードスケートの小平奈緒を指し、《今回目立つ結果となった2人を検討するのは、五輪のレベルの価値とは競技レベル(競技人口、普及率等)ではなく、企業や政治的に広告としての価値があるかどうか なのかと考えさせられる、いらないオマケのついた平昌五輪でした》と批判していることに同意しているからなのです。
村田は、企業や政治の広告としての価値といってますが、オリンピックは企業や政治に利用されているし、当然プロボクシングも利用されてます。そんな背景に村田はうんざりしているのでしょう。決して、羽生や小平を批判しているのではなく、オリンピックを利用している企業と政治を批判しているのかと思います。
ちなみに、王選手が国民栄誉を受賞した背景には当時の福田首相が内閣の人気取りや政権運営の為に利用したとされてます。今回も安部政権がそのように利用したとうがってもおかしくはないでしょう。
だけど、世間は「ただのやっかみ。意外と中身はネチネチしている」「素直に俺にもくれって言えよ」など、反対意見が多い。
思うに、国民栄誉賞って一体何なのでしょう。村田が問題提起をしてくれたおかげで、時の権力者の人気どりというのがわかって来ました。だから、八百長で記録を固めた力士ももらえたのでしょう。
しかし、今の村田に説得力はない。今後、アンドラーデやチャーロに勝って3番手に来て初めて説得力ができるでしょう。せめて、ゴロフキンとカネロの次に来てくれ。