世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2018年06月

ボクシング界のディフェンスの神様達

ボクシングは才能より努力だとよく言ってますが、海外のディフェンスの天才の試合を見れば、そんな努力も無力のようにみえる場合もあるのです。

例えば、フロイド・メイウェザーJrやミドル級の体格でヘビー級のチャンピオンにまでなったジェームス・トニー達を見れば日本人がいくら努力しても到底立ち向かえるレベルではありません。

そして、さらに凄いレベルのディフェンスのカリスマ達が3名います。それは、ニコリノ・ローチェ(117勝4敗14分)、ウィルフレド・ベニテス(53勝8敗1分)、パーネル・ウィテカ(40勝4敗1分)の3名です。(詳細は下の動画で)



ニコリノ・ローチェは、藤猛を空転させ続け試合放棄に追い込んだことでも有名です。ヘッドスリッピングやウィービング技術が凄いですね。

続いてウィルフレド・ベニテスですが、17歳6ヶ月で世界チャンピオンに輝いた天才です。レナード・ハグラー・ハーンズ・デュラン達ボクシング史上最もレベルの高い階級でレナードやハーンズやでデュランとも戦いました。

ベニテスはプロ入り後に練習嫌いになり、レナード戦は試合前の1週間しか練習をしなかったようで、当然レナードには負けてしまいます。そして、ヒットマン・ハーンズにも負けはしましたが、わざとコーナーにつまりヒットマンの嵐を裂けまくりました。あの破壊力抜群の嵐を涼しい顔でかいくぐる様には驚愕を覚えたものです。デュラン戦もあの驚愕のディフェンスをするものですから、デュランはすっかり翻弄され、苛立ち、すっかりペースを乱してしまい見事に判定勝ちをもぎとりました。

最後に、パーネル・ウィテカですがあまりのディフェンスの凄さで試合が面白くないと批判が殺到したようです。歴代最も偉大なチャンピオンの一人のフリオ・セサール・チャベス(チェベスの連勝を87でストップさせてます)や若き日のデ・ラ・ホーヤのパンチも空転させ続けました。

また、ジュニア・ミドル級チャンピオンのフリオ・セサール・バスケス(上山仁を1ラウンドでKO)をも12ラウンドに渡って翻弄し勝利してます。

この3名は、あまり減量をしていなかったでしょうね。ベニテスはスーパーライト級でスタートし、スーパーウェルター級まで行きました。ウィテカもライト級スタート(ロス・オリンピックではライト級で金メダル)でしたが、最後はスーパーウェルター級まで行ってます。

これぐらいの技術があれば、大きな相手や強いパンチへの恐怖心はないのでしょうね。
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メイウェザーが世界で最も稼ぐスポーツ選手に返り咲き

フォーブスが、最新の「世界で最も稼ぐスポーツ選手」100人のランキングを発表しました(2017年6月1日からの1年間にプレーした選手の給与とボーナス、賞金などを調べ、合計額を算出。スポンサー収入は業界関係者への取材に基づき、期間中の広告契約料や出演料、ライセンス使用料を推計している。また、収入の金額は税引き前、エージェント手数料などを差し引く前のものとなっているほか、投資収入は除外している)。

1位はフロイド・メイウェザー・ジュニア(2億8500万ドル、約313億円)でした。昨年8月、世界最高峰の総合格闘技団体「UFC」のスター、コナー・マクレガーと対決し、その試合でおよそ2億7500万ドルを手にしたことで、2012年以降、4度目のトップとなったのです。

ちなみに、前回の1位のクリスティアーノ・ロナウドは、今回は3位(1億800万ドル)で、2位は同じサッカー選手のリオネル・メッシ(1億1100万ドル)。

過去18年間にトップの座に就いたのは、メイウェザーのほかロナウドとゴルフのタイガー・ウッズの3人のみなのです(ウッズは今年、年収4330万ドルで16位)。

最新のランキングに入った100人は、11の競技で活躍するプレーヤーの名前が並び、このうち米プロバスケットボールリーグ(NBA)の選手が最も多くを占めています(40人)。

2番目に多かったのは、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL、18人)の選手。そのほか野球(14人)、サッカー(9人)、ゴルフ(5人)、ボクシングとテニス(各4人)の順になってます。

100人の選手たちの出身国の数は、22に上る。最も多かったのは、当然ですがアメリカで66人がランク入り。

英国からは5人、ドミニカ共和国とスペインからは3人がリストに入った。また、日本とアルゼンチン、ブラジル、フランス、ベネズエラからはそれぞれ2人が名を連ねた(日本人はテニスの錦織圭が3460万ドルで35位、メジャーリーグの田中将大が2310万ドルで95位)。

野球もボクシングも、日本はアメリカとは比べ物になりません。

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