世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2019年10月

ボクシング 伝説の名試合 ベスト3

これまで多くの日本人ボクサーによる世界タイトル戦での名勝負・感動の試合がありました。

個人的には、セレス小林が戴冠して号泣した試合や平仲昭信が海外奪取した試合、西岡が敵地でジョニー・ゴンザレスをKOして「やったぜ」と叫んだ試合などは感動しましたね。

そして、ベスト3をといわれたらこの試合を選ばざるをえないでしょう。



第3位 輪島功一 vs 柳済斗(19762月 WBA世界ジュニミドル級タイトルマッチ)
前年にKOで負けた輪島は無謀とも言われたリターンマッチに32歳で挑んだ一戦でした。輪島は風邪を引いたと見せかけて、計量にはマスク姿で現れ、相手を油断させる心理戦を活用もしました。

実はこの試合の次の日に、横浜銀行新宿支店にピストル強盗が押し入るという事件が起こり、犯人は警察官2人を殺害。立てこもる犯人に、警察は拡声器で「お前も昨日の輪島の試合を見ただろう。輪島を見習い人生をやり直せ!」と説得をしたのです。

2位 大場政夫 vs チャチャイ・チオノイ(19731月 WBA世界フライ級タイトルマッチ)
1ラウンドにチャチャイの強烈な右ロングフックで大場チャンピオンはダウンし、倒れるときに右足首を強烈に捻挫しました。その後は、ほぼ左足一本で戦い、終盤に逆転のTKO勝ち。自分の命の残りを知っているかのような、鬼気迫る試合でありました。

第1位 辰吉丈一郎 vs シリモンコン・ナコントンパークビュー(199711月 WBC世界バンタム級タイトルマッチ)
無敗の若きチャンピオンに挑む世界戦3連敗の辰吉。誰もが辰吉はこの試合で倒されて、引退すると思っていました。

多くのボクシングファンや辰吉ファンは「きっとこれが最後なんだろう」という思いで、大阪城ホールに行ったのでした。しかしそこで目にしたのは信じられない奇跡。

多くの観客の目には涙が溢れていました。

今後、あれ以上の感動の試合におめにかかることは難しいでしょうね。

※世界のボクサーと日本人ボクサーとの壁(世界の戦いに入っていけない日本人ボクサー)
http://www.maywetherj.work/archives/53009851.html

※日本人対決名勝負ベスト5
http://www.maywetherj.work/archives/53724751.html

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京口対久田が好勝負になった理由

2日前にWBA世界ジュニアフライ級タイトルマッチで日本人対決がありました。

京口紘人に久田哲也が挑戦する一戦でしたが、試合前は全く期待しなかった試合でした。その理由は、久田の試合を以前見た時に内容が良くなく(特に久高戦)実力差がありすぎると思ったからです。

しかし、久田はあれから20戦近く戦って経験を積み、またフィジカルトレーニングで体幹を強化し、耐久性のみではなく、攻撃面でも安定し、変身したのでした。

序盤から京口も久田もガードをあげ、左をつき、良いフォームでコンビネーションを繰り出しました。お互い良いフォームなので見た目以上にパンチがあります。

2ラウンドには、久田のカウンターで京口がぐらつきました。3ラウンドも久田の右アッパーをあてましたが、久田はこのラウンドでもっと行くべきでした。

9ラウンドに京口が右アッパーから右フックでダウンを奪い、均衡が崩れたように感じました。’

しかし、久田はその後も頑張り結果は判定になり、115-112・116-111・117-110のユナイマス・デシジョンで京口の勝ちとなりましたが、実際のダメージはほぼイーブンでかなり競った好勝負でした。

京口は13戦で二階級制覇をし天才とされ、一方久田は45戦しての初世界戦なので雑草と位置づけられた一戦で、本来なら京口が一方的に破るはずでした。

が、前述したように久田の経験・体力強化・頑張り(おそらく想像以上のハードトレーニングを続けていたのでしょう)がそれを許さなかった。

前の日本人対決の田中対木村翔の一戦も、木村の経験(海外でいい経験をした)・体力強化・頑張りで好勝負になりました。

加えて、田中、木村翔、京口、久田の4人はフォームが良く、ガードもしっかりしていて(日本人ボクサーの中では)、下半身が強い(4人とも練習量が凄いのでしょう)ので、楽しめました。

田中も京口も今後は、もっと貪欲に強い相手と戦ってほしいです。(ダラキアンやマルティネスなど)

そして、木村翔と久田も再チャレンジをと願ってます。久田は引退を示唆してますが、まだまだ強くなります。

今後の課題については、京口と久田と木村翔は距離をキープするテクニシャンを崩すボクシングをマスターすべきでしょう。



※世界のボクサーと日本人ボクサーとの壁(世界の戦いに入っていけない日本人ボクサー)
http://www.maywetherj.work/archives/53009851.html

※日本人対決名勝負ベスト5
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