世界のボクシングと日本のボクシング

世界のボクシングと日本のボクシングとは、メジャーリーグと日本の野球以上に差がある・・・

2020年04月

世界戦タイトルマッチの交渉・英語はやはり必要です

渕上がゴロフキンとの試合に至った経緯がyoutubeにありました。

渕上のジム所属の会長(アメリカ在住経験有)が渕上の世界戦をとりつけるために、ラスベガスで開催されたWBC総会に出席したのでした。当時のWBC世界チャンピオンはセルヒオ・マルチネスで、WBA世界チャンピオンは怪物になる前のゲンナジー・ゴロフキン。(2012年当時はJBCはWBAとWBCしか認可していなかった)

それで、既にスターとなっていたマルチネスとの交渉は難しいと判断し、ゴロフキンのプロモーター(K2プロモーション)に接触し(名刺交換、対戦要望、渕上のビデオを送るなど)、対戦にこぎつけたのです。

ゴルフキン陣営は、マルチネスとの統一戦を熱望していたので、仮想マルチネス(渕上は同じサウスポーでタイプが似ていると説得)でどうだと伝えたようです。

結果、約1週間後に対戦オファーが来たようです。

ちなみに、海外ではこのように総会でプロモーターに接触して対戦をオファーしたりするのは一般的です。私も交渉をしたり、契約書のチェックをしたことがありました。

しかし、日本人の場合はこうした場でも英語が話せないので、接触・交渉等がひじょうに難しいのです。

このようにビジネスの場では、英語が不可欠なことが多いし、英語が不要な企業でも昇進や面接を受けることでTOEICスコアの設定があることが多いのです。

また、趣味にしても英語ができればyoutubeや情報記事の検索でも想像できないほど選択肢や情報が増えるのです。

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伝説の試合・辰吉対薬師寺の舞台裏

日本人ボクサーがパンチ力がなくディフェンスが弱いのは本人トレーナーが駄目という意見をよく聞くのですが、それは事実でしょう。

では、一体いいトレーナーとはどんなトレーナーでしょうか? 約25年前に行われた、伝説の試合・薬師寺対辰吉丈一郎の時のマック・クリハラの行ったことを知れば、おのずと見えてくるでしょう。

1994年のことですが、WBCバンタム級チャンピオンに薬師寺が君臨し、その暫定チャンピオンには絶大な人気と実力を誇った辰吉が暫定チャンピオンでした。しかし、当時はほんとんどのファンや関係者は辰吉が勝つと思っていたのです。それほど、役者が違っていました。

が、蓋を開けると薬師寺が見事に判定で辰吉を打ち破ったのです。実際は辰吉のほうが強いのですが、それ以上に両陣営の実力の差が大きかったのが結果となって表れたのです。簡単に言えば、マック・クリハラほどのトレーナーは日本にはいなかったのですね。マックはボクシングに関する全てに詳しかったようです。

例えば、ランニングなどのコンデショニングは大学でみっちりと学び、栄養学を含むトータルコンデショニングの技術と理論にも習熟している。だから、薬師寺の試合前のメニューは油・醤油・塩・胡椒・味噌・ソース・化学調味料等は一切排除されたまずい食事になるようです。

ちなみに、マック・クリハラもそのメニューを薬師寺と一緒に食べたそうです。困難をボクサーと共有しようとしてのことだろうか? マック・クリハラはランニングも薬師寺と一緒にしていたようだし、酒・喫煙もしなかったようです。(ボクサーにしんどいことを押し付け、自分は酒・煙草と不摂生な日本人トレーナーとは大違いです)

練習面はというと、基本的には長所を伸ばす方法だが とにかく基本にはうるさいようです。世界チャンピオンであろうと、フットワーク、パンチの打ち方、ジャブ(ジャブは様々なジャブがある)等徹底的にさせ、なぜ必要かをきちんと理論的に説明をする。また、試合前はスパーリングの数が尋常でない量になり、かなりきつくなるが、ピークの後は疲労を残さないよう計算が細やかなよう。一方、辰吉はおそらくオーバーペースだったと思います。だから、1ラウンドに左手を剥離骨折したのでしょう。

また、戦略面もやはり相手を分析していますね。辰吉の試合はリチャードソン戦とラバナレス戦しか見ていないとのことだが、辰吉が4ラウンド以降失速することや左目がはれやすいことを見極め、そこからファイトプランを組み立てていったようです。

また、辰吉が左フックをよく打ってくる傾向があるので、それに対して左ジャブを最短で打っていくことや辰吉の連打の恐怖心を除く為、ロスでは辰吉に似たタイプで階級が上のボクサーとスパーリングを重ねさせ、恐怖心を取り除いたようなのです。



現にあの試合で、辰吉は失速したし左目がかなりはれました。左ジャブもよく当たっていたし、辰吉の連打をよくガード(よくパンチを見ていた)していました。

対して、辰吉陣営は大久保トレーナーが2日前?からいきりたって、薬師寺陣営に怒鳴ったり(散々挑発していたのは、辰吉陣営なのに)、また試合当日の試合前セレモニー時に親指をたて挑発をしたりし、セコンドを急遽外されたのです。辰吉陣営は、あまりにもお粗末でした。

だから、マック・クリハラは「辰吉は才能はあるが、頭が足りない。フルラウンド戦うことを前提とした戦略をたてられない。構成力もない。攻めるだけで基本的な防御技術を使い分けることができない」っと辰吉・辰吉陣営を酷評したのです。

両陣営の差は、さらにたくさんあると思うがざっとあげただけでもこれだけあるのです。思えば、パッキャオはローチと組んでから飛躍したし、薬師寺もマック・クリハラと出会ったから辰吉に勝てたのでしょう。

イグナシオ・ナチョ・ベリスタインやアルトゥール・クーヨ・エルナンデスを見れば、トレーナーがいかに重要なのかわかるでしょう。

※世界のボクサーと日本人ボクサーとの壁(世界の戦いに入っていけない日本人ボクサー)
http://www.maywetherj.work/archives/53009851.html

※日本人ボクサーがプロテイン利用で強くなった記事
http://www.maywetherj.work/archives/53709251.html

※学歴が関係なしで正社員になれる記事
http://www.maywetherj.work/archives/54037655.html  


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世界チャンピオンの価値

前回では、日本では強かったボクサーが世界戦でまったく歯が立たなかった例をとりあげました。

実力不足なのはわかりますが、なぜこのような惨敗になるのでしょうか?

その理由の1つは、経験でしょうね。例えば、ファイティング原田さんの初挑戦の時は19歳でありながら28戦目でしたし、大場チャンピオンも初挑戦時は29戦目でした。花形さんはなんと40戦目。

アマでたいして試合もせず、プロでも弱い日本人やかませのタイ人・フィリピン人としか試合をしないのに、簡単に世界挑戦するので(しかも空位や強くない相手) 尊敬されない世界チャンピオンが量産されるのでしょう。

関光徳さんなんかは、日本でも東洋でも無敵でしたが、世界チャンピオンになれなかったのです。(東洋タイトルは徐やハミト等強豪を破っての12回防衛) 

関光則さんの戦績は、62勝35KO11敗1分6無効試合と74戦も戦ってます。しかし、フライではポーン・キングピッチの技巧に破れ、フェザーではシュガー・ラモスの強打にやられました。

その後は、またもや強豪のビセンテ・サルディバルが立ちはだかったので 不運にも世界チャンピオンにはなれなかったのでした。

当時は、JBCはWBCを認めていなかったので世界チャンピオンはWBAのみ(JBCは1970年1月よりWBCを認可)だったし、今のようにジュニア・フライ級、スーパーフライ級、スーパーバンタム級等なかったのです。

今では考えられないぐらい世界チャンピオンになるのは難しかったのです。

最近の日本人で、仮に世界チャンピオンは一団体でジュニア階級無し(今のスーパー階級)で 誰が世界チャンピオンになれるでしょうか?

渡辺二郎か井上ぐらいでしょうか? 具志堅でさえも難しかったのでは?

重ねて言いますが、関さんや原田さんの時の世界チャンピオンになるのはとても難しく、だから世界チャンピオンの価値は、それは計り知れないほど重かったのです。



※世界のボクサーと日本人ボクサーとの壁(世界の戦いに入っていけない日本人ボクサー)
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※日本人ボクサーがプロテイン利用で強くなった記事
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レベルが違いすぎた世界チャンピオン達

日本では強かった日本人ボクサーが、世界レベルの選手には子供扱いされた試合はひじょうに多いのですね。

古くは、KO仕掛け人のロイヤル小林はアルゲリョに悶絶させられたし、日本で対戦相手がいなかった辰吉と葛西はトーレスにやられている(結果はおかしな引き分け)。そんなトーレスは、コナドゥに6ラウンドでKOされたし。

そして、10戦全KOだった渡辺雄二はエルナンデスに簡単にKOされ、大橋やロッキー・リンは、リカルド・ロペスには何もさせてもらえなかったのです。

階級を上に移すと、最後に渕上には負けたが日本人相手では強かった佐藤はシュルトムの左1本でやられました。見事なまでにジャブをあてられ、あんなディフェンスができないボクサーが世界戦ができるんだとある意味感心したました。

吉野や佐藤なんかは、日本では圧倒的に強かったがともに朴にKOされている。そんな朴はクォーティに左1本で4ラウンドでジ・エンド。(佐藤は2ラウンド途中までクリーンヒットが多かったが、なんせパンチが弱い。日本人ならあれでも倒せますが)



そんな日本人を子供扱いしたエルナンデス、シュトルム、クォーティ(クォーテイは韓国人を子供扱い)はオスカー・デ・ラ・ホーヤに負けているんです。



デ・ラ・ホーヤはどれだけ強いのでしょうか。(他のデラホーヤの主な対戦相手は、英雄チャベス、ミゲル・アンヘル・ゴンザレス、ウィテカ、カマチョ、トリニダード、モズリー、ホプキンス、フェルナンド・バルガス、マヨルガ、メイウェザージュニア、パッキャオと超豪華)

そんなデ・ラ・ホーヤでも、パッキャオとメイウェザー・ジュニアには勝てなかったのです。


※世界のボクサーと日本人ボクサーとの壁(世界の戦いに入っていけない日本人ボクサー)
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※日本人ボクサーがプロテイン利用で強くなった記事
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メキシカン同士の激闘

前回同様、メキシカンについて書きます。今回は、メキシカン同士のライバル対決の激闘です。

まずは、エリック・モラレスとマルコ・アントニオ・バレラです。

両者は、お互いにいがみ合っているようで、意地と意地のぶつかりあいで、3戦ともやはり激闘になりました。また、二人のテクニックもハイレベルなので見てて鳥肌の立つような試合でした。

モラレスは、あの辰吉を子供扱いしたサラゴサを簡単に倒したし、川島がやっと勝ったブエノをあっさりと2ラウンドでKOしているので、どれだけ凄いのかと思いながら1戦目を見たのですが、想像以上でした。しかし、バレラのほうも想像以上に強く、タフで、根性が凄く、驚きの連続でした。これが、初めてハーンズ・ハグラー・レナードを見て、世界と日本の差を痛感して以来のショックでしたね。

 

モラレスは60戦以上、またバレラも70戦以上のキャリアなのですが、この2人はまさしく“El Terrible(恐怖の男)”“Baby Face Assassin(童顔の暗殺者)”なのです。

この2人はメキシカンなのですが、メキシカンにはもう1組の凄いライバル対決があるのですね。イスラエル・バスケスとラファエル・マルケスなのですが、この2人はなんと4戦戦っているのです。

 

この2人の戦いもされはもう想像以上で、2人の激戦はお互いを破壊し、間違いなく選手生命を奪っていったのでしょう。バスケスは網膜はく離になったし、マルケスも西岡戦はもう壊れていました(しかし、あのマルケスに勝った西岡は間違いなく強いボクサー)。

それにしても、メキシカンはなんであんなに勇敢で頑丈なんでしょう。前回紹介したロマゴン相手に真っ向からうちあ合ったバルガスもメキシカンでした。

遺伝子か? 根性か? 練習法か? 

※世界のボクサーと日本人ボクサーとの壁(世界の戦いに入っていけない日本人ボクサー)
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※日本人ボクサーがプロテイン利用で強くなった記事
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