村田諒太とゲンナジー・ゴロフキンの試合が12月29日(さいたまスーパーアリーナ)で決まりましたが、率直にこのコロナ禍でよく決まったな。
コロナ禍だから、ゴロフキン陣営の日本滞在ホテルのフロアを借し切らないといけないので、陣営の滞在費だけで数千万円必要と聞いている。
また、ミドル級のチャンピオンだからファイトマネーもかなり高いので、それらを支払える売り上げを確保する必要があるが、日本の現在のシステムでは無理がある。(ミドル級はヘビー級の次に注目されている階級。ちなみに、フライ級やバンタム級は欧米では注目されない)
おそらく、ゴロフキンのファイトマネーは10億円以上でしょう。これらを捻出する為に、アメリカを含めた海外200か国への配信はDAZNが独占して、その放映料はゴロフキンサイドが総取りし、日本国内は、Amazon Prime Video が独占生配信し、こちらの放映料は、村田サイドが手にするという手法を構築したようだ。
ミドル級の強いボクサーが日本に来るのは、ホルヘ・カストロやジョッピー以来かな?
村田サイドは、ゴロフキンのパンチに耐えられる肉体・首を作り上げて、プレッシャーや体力を削るパンチを耐え抜いて、ゴロフキンの固いガードを打ち破るパンチ力を準備する必要がある。
だから、村田本人も「勝算って言葉は使いたくない。ちゃんとやってちゃんと勝つ」とコメントしたのでしょう。
村田にとって大きな問題は、強いボクサーとの経験。これまでの村田の相手は、ゴロフキンと比べると
弱い相手ばかり。
対して、ゴロフキンはカネロやジェイコブスやデレフヤンチェンコと戦っている。
村田はゴロフキンのキャンプに参加してスパーをしているので、ゴロフキンの強さを知っているはず。だから、村田はきっちりと準備しなければならない。
一方、ゴロフキンは39歳になって年齢の衰えがあるので、仕上げは軽めにするはず。
村田が、好勝負に持ち込むのはタフネスさを作って、後半勝負に持ち込むこと!

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