本場アメリカ、メキシコ、フィリピン等には世界チャンピオンの日本人ボクサーのはるか上のレベルのボクサーがたくさんいます。

そして、アフリカのガーナからも稀にすさまじいレベルのボクサーが出てまいります。例えば、アイク・クォーティ。クォーティはあのデラホーヤとの伝説の戦いが有名ですが、韓国の朴政吾を4ラウンドでTKOした試合には衝撃を受けました。当時、日本には吉野と佐藤といった日本では最強でハードパンチャー(今の日本のボクサーとは比べられない強打)がいたのですが、吉野と佐藤のパンチが朴にはきかず逆に強烈なKOを食らったのです。そんな頑丈な朴が、クォーティに左手一本で、左ジャブだけで4ラウンドでやられたのです。

他、1990年前から活躍したナナ・コナドォもかなり強かった。あのウィラポンをたった2ラウンドでKOしています。それも、ウィラポンが27歳と若い時にです。またナナ・コナドゥはテキニシャンのヒルベルト・ローマンにも勝っている。ハンドスピードがやたらと速いのが特徴です。

この2人以上にインパクトがあったのは、アズマー・ネルソンですね。なんといっても、戦った相手が超凄かった。ウィルフレッド・ゴメス(11回KO勝ち)、サルバドール・サンチェス(15ラウンドTKO負け)。ネルソンのボクシングはキャリア前半は荒々しいファイトが目立ったが、徐々に細かなテクニックを習得し、野獣のパンチ&スピードに、テクニックが備わり、鬼に金棒状態となっていったのでした。

ちなみに、ナナ・コナドォは“ガーナの超特急”、アイク・クォーティは“バズーカ”、アズマー・ネルソンは“プロフェッサー”と呼ばれてました。
 
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