1980年代の中量級は、ボクシング史上1番面白かったと言われております。

その主役は、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュランの4人です。

ロベルト・デュランは、ライト級史上NO1とも言われており、ミドル級まで到達しました。(生涯119戦)

レナードもハーンズもウェルター級からライト・ヘビー級まで行き、ハグラーはミドル級の番人を務めました。

その4人ほど知名度はないのですが、ハグラー以外の3人と絡んだのがウィルフレド・ベニテスです。

ベニテスは、17歳6ヶ月の最年少世界チャンピオンというのは有名なのだが、戦績は53勝8敗1分と負け数は割と多いのです。ただ、負けた相手はレナードやハーンズ(ハーンズからはダウンを奪っての判定負け)等のスーパースター達が含まれ、またキャリア後半はパンチドランカーになった為、神レベルのディフェンスができなくなったからです。



どれぐらいの神技かは、この動画を見てください。特に2ラウンドのラスト30秒。ベニテスのディフェンスはメイウェザー・ジュニアのディフェンスと違って、相手のパンチがあたる距離で目と上体の動きでよけるのが特徴です。



そして、ベニテスはレナードの時もハーンズの時も 試合前のにらみあいが凄かった。

そんなベニテスは、練習嫌いでラテン特有の怠け癖があり、レナード戦も試合前1週間しか練習をしなかったのは有名な話です。

ロベルト・デュランには、石の拳を空転させて判定勝ちをおさめてます。

そんな天才ボクサーが、17歳で世界チャンピオンになり、多くのタニマチが酒と女を提供し、練習をしなくなっていったのです。

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それでも、レナード戦までは勝ち続け、レナード戦では15ラウンド戦ったのです。

もし、ベニテスがきちんと練習してレナード戦に臨んでいたら、レナードの人生とベニテスの人生は変わっていたかもしれません・・・




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