亀田興毅は、大阪市の亀田プロモーション社長、3150(サイコー)FIGHTファウンダー、3150ファイトクラブ(現KWORLD3ボクシングジム)初代会長という経営者として、ボクシングイベント「3150FIGHT」をプロデュースしました。
8月14日に自身がプロモーターライセンスを取得して初のイベントとなる「3150FIGHT vol.3」をエディオンアリーナ大阪 第1競技場で開催したが、「ファイトマネー倍増計画」を公言し、従来のファイトマネーの相場の2倍を「現金」で支払う試みを発表した。
それだけでなく、ファイトマネーを現金で支払うことを約束した。これは、ボクサーにとって非常に嬉しいことです。なぜならば、ボクシング業界ではフィトマネーはチケットで支払われるという悪しき慣習があるからです。
そして、亀田会長のマッチメイクは非常に厳しく、3人のかませ犬が日本人ボクサーを食ってしまった。
まずは、アマチュアで活躍し、サウスポーからの左ストレートを武器に新人王を期待されている野口海音が名もない韓国人・キムデホンに敗れ去った。
サウスポーからの左ストレートで新人では敵がない野口のストレートが、タフで愚直な韓国人には全く効かず、逆に初回にダウンを奪われた。
この韓国人はデビュー戦でアマ経験もほとんどないのだが、試合前から愚直にダッキング等に防御を繰り返し、野口の左ストレートを時には避け、時には耐え、エリート日本人を食ってしまった。
続いて、元世界ランカーの大沢は2階級下の元世界ランカーのジョー・サンティシマに圧倒された。同じ世界ランカーでも、日本人とフィリピン人ではレベルが違い、たとえ2階級違っても日本人は非力。
サンティシマは、大沢の非力さを感じた後、プレスを強め3ラウンドに左フックでダウンを奪った。4ラウンドは、大沢が左ジャブをコツコツ当てるが、サンティシマが強い右ストレートや左フックを当て、挽回される。
大沢が10発当てても、サンティシマの1発でチャラになるほどパンチ力が違いすぎる。2階級違うのにもかかわらず。
大沢はすぐにKOされると思った矢先、5ラウンドでジ・エンド。
次の試合の宮崎亮はもっと悲惨。
相手は、パナマのアサエル・ビリャル。世界ランカーというが、膝や肩が固く、上体が突っ立っており、フォームはぎこちないパナマ人。
アサエル・ビリャルは、当日体重は57キロまで戻しており、パンチは強く硬いがスピードは?。
が、宮崎は余裕をかまして防御している時にテンプルにいいのをもらい、その後連打で1ラウンドでKO負け。
メインの但馬ミツロは流石だった。韓国チャンピオンのイ・ソンミンをあしらい、50秒過ぎから強いパンチを打ち、高速連打で相手を軽くKO。
韓国チャンピオンは、「あっという間に仕留められた」と絶望していた。
ヘビー級はやはり凄い。井岡一翔がニエテスに勝った試合や井上尚弥がドネアを倒した試合がかすむ。
興行自体は、音響や照明にお金をかけており、前座の試合から入場に盛り上げており、華やかだった。また、試合後のインタビューもあり(通路等ででも)、ボクサーはやりがいがあったでしょう。
亀田のプロモートは大盛り上がりで、大成功に終わった。今後は、多くのボクサーが参加するだろう。

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